船乗りの就活で実際に聞かれた面接質問集(第2弾)

機関士
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こんにちは元うつ病船乗りです。

現在は某大手三社海運で船乗りエンジニア(一等機関士)として仕事をしています。

直近5年程の若手船員約30名に就活面接で聞かれたことをインタビューし

質問をまとめました。

船乗り特有の質問に絞ってまとめています。

私ならこう答えるや、質問に対する意図も考察しています。

私自身、面接官として面接に立ち会った経験もありますので参考にして下さい。

 

 

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TOEICの点数が低いですがフィリピンクルーとコミュニケーションを取れる自信はありますか

うーんこれは非常に困りました。

ですが実際に私も面接でこのような事を聴かれました!

私の面接時TOEIC点数はなんと420点でした!

まず自信があるかについてはしっかり自信あると伝えましょう。
英語がだめなら図や表、絵を使ってコミュニケーションを取ればいいのです。

TOEICの点数が低い船乗り就活生のみなさん

TOEICの点数はもちろん高い方がいいですが、

低くても問題ありません。

TOEICの点数を大きく重視している船会社はほとんどありません。

弱点を突くような、怖い質問ではありますが

TOEICに関しては、面接時は低いけど、これから勉強しますと伝えれば問題ありません。

人事採用担当
人事採用担当

TOEICの点数が低いですがフィリピンクルーとコミュニケーションを取れる自信はありますか

就活生
就活生

はい、確かに今TOEICの点数は低いので入社時までに点数を上げるため勉強します。またフィリピンクルーとのコミュニケーションに関しては英語だけでなく、図や表、絵も使い積極的なコミュニケーションを心がけます。

もじもじせず、自信をもって答えてください。

 

まだ2級海技試験を取得していませんが次回の試験で取得は可能ですか

これは可能ですと答えるしかありません。

この記事を書くにあたって

若手船員30名ほどに「面接時に2級海技試験を取得していたか?」を聴きました。

結果約3割が取得していなく内定後取得した学生でした。

面接時に取得していなくても十分受かります。

面接時に取得していないことを負い目に感じなくていいでしょう。

もちろん取得しているとプラスになることは間違いありません

この質問に対しては

しっかりと次回必ず取得すると自信をもって答えましょう。

 

なぜ数ある海運会社で弊社を選んだのでしょうか(志望動機)

これは志望動機を問われていますが、意外と難しいですね。

この会社だからこそ出来ること!なんてことは学生には分かりません。

船乗りは安全に船を進めることが仕事ですからね。

本気でこの会社だからこそ!という志望動機がある場合はそれを答えてください。

この質問に関しては

インターンや会社訪問での経験を基に答えれば良いでしょう。

ですのでインターンや会社訪問の参加が大切になります。

面接時までには少なくともどちらかは行ってほしいです。

 

*インターンと会社訪問に関しては下記の記事を参考にして下さい

 

人事採用担当
人事採用担当

なぜ数ある海運会社で弊社を選んだのでしょうか

就活生
就活生

会社訪問時での御社の社員の人柄に惹かれたからです。

会社訪問時、就活に関係ないこともどんどん質問してほしいとおっしゃって下さり、様々な事を聴くことが出来ました。

肩の力を抜いて社員の方と接することができ、私もそんな方々と働きたいと思いました。

最近の若手社員に聴いたところ、

会社訪問やインターンでは飲み会を開催してくれる会社もあったそうです。

そういったことを実際に志望動機にしたという人もいました。

 

学生時代の経験で船乗りに生かせる経験はありますか

この質問いおいて大切な事は

三等機関士、航海士に何を求められているかを理解することです。

三等機関士、航海士に求められることをまとました。

 

三等機関士に求められること

はきはきと、話したいことをまとめてコミュニケーションを取ることが出来る。
騒音下のエンジンルームでもしっかりとコミュニケーションを取れなければなりません。

 

わからないことをすぐ分からないと上司に伝える。
作業について分からないことがあるまま、作業に取り組むと事故につながる可能性もあり非常に危険です。

 

何事も積極的に取り組む。
これからの機関士としてのスキルアップのためどんな作業にも積極的に取り組むことが必要です。

 

チームの士気を高める、盛り上げ上手。
仕事は機関部数人のチームです。若手が盛り上がってるとチーム全体の士気も上がります。
また、飲み会の場で乗組員を楽しませることも必要不可欠です。

 

体力がある
機関室は暑く、力仕事もありますので体力があることは大切です。

 

三等航海士に求められること

出来ないことはすぐに相談できる
航海中もし危険と感じればすぐに、船長をためらわず呼ばなければなりません。
三等航海士はこの能力が最も求められます。

 

マルチタスクが出来る
三等航海士は当直業務以外にも多量の書類業務をしなければなりません。
それを同時並行に行える能力は不可欠です。

 

視野が広い
船の設備の損傷を発見したり、乗組員の体調の管理まで幅広く物事を見渡せる能力が必要です。

人の前で話すことが得意
三等航海士は乗組員に対して、
船の機器の扱い方などを説明するというような場面が多々あります。
人前で分かりやすく適切に物事を説明できる能力が求められます。

 

盛り上げ上手
クリスパーティーなどで司会をし盛り上げることも非常に大事な役目です。


 

これらが主に、三等機関士、航海士に求められる素質です。

これらの素質を自分の経験と紐づけて面接で話すことが出来れば良いでしょう。

 


さて、第2弾質問集はここまでです。

伏せて第1弾、第3弾質問集も下記より是非ご覧ください。

 

 

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船乗りは非常に面白い世界です。

就職活動、面接頑張ってください。陰ながら応援しています。

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