こんにちは元うつ病船乗りです。
現在は某大手三社海運で船乗りエンジニア(一等機関士)として仕事をしています。
直近5年程の若手船員約30名に就活面接で聞かれたことをインタビューし
実際に面接で聴かれた質問をまとめました。
船乗り特有の質問に絞ってまとめています。
私ならこう答えるや、質問に対する意図も考察しています。
私自身、面接官として面接に立ち会った経験もありますので参考にして下さい。
*またそもそも船乗りの就活ってどうすると疑問がある方は下記記事をご覧ください。
挫折した経験を教えてください
よくある質問ですね。
この質問のポイントは、失敗を乗り越える力を見たい。
若手のころ、船乗りの仕事は挫折の連続です。
何をやってもうまくいかないことがほとんどです。
では、答える際の3つのポイントを説明します。
小さい挫折経験でもうまく話すことが出来れば面接の点数は高いです。
端的に挫折経験を語る。
学生時代の乗船実習で自分だけ常に実習での理解が周りよりも遅く、
船乗りという仕事が自分に向いていないと思ったことです。
挫折の乗り越え方を説明する
実習の理解が遅いならそれを埋めるぐらい勉強しようと考え
毎日1時間必ずその日行った実習内容を復習しました。
結果、実習への理解が高まり、実習最後のテストでは上位10位以内に入ることが出来ました。
挫折で学んだことを説明する
毎日努力することの大切さを学びました。
自分は誇れる才能はありませんが、毎日努力できる素質があると自覚しました。
その経験を活かし、現在は毎日数時間、必ずTOEICの勉強をしています。
船乗りになるまでに700点を目指しています。
これら3つのポイントを踏まえて、短く分かりやすく説明することが出来れば問題ありません。
なぜ船乗りを目指しているのですか
これは自分の思っていることを言えば良いです。
- 長期休暇が魅力的だから。
- 給料が良いから。
どちらも上手く説明できれば問題ありません。
なぜ船乗りを目指しているのですか
メリハリのある勤務体系を魅力に感じたからです。
長期乗船の長期休暇のサイクルであれば仕事だけでなくプライベートも充実できると考えています。
所得水準が魅力的だからです。
船乗りは一年目から所得水準が高いですので、働くモチベーションを常に高く保てると考えています。
かっこつける必要はなく自分の思っていることを伝えましょう。
ですが、言葉選びは慎重に行ってください。
自分のキャッチフレーズを教えてください
一般企業でもあるよくある質問ですね。
自分の長所をうまく一言で表します。
今回インタビューした若手船員はこのような回答をしたそうです。
「素直で元気がいい」→「太陽のような人間です」
「怒られてもくよくよしない」→「100人に怒られた人です」
「積極的」→「4本の手がある男です」
「上司から可愛がられる」→「ゆるキャラです」
などです。
面白い回答ですし、的を捉えている回答です。
船は体育会な雰囲気の職場なのでこれらを盛り込んだキャッチフレーズは受けがいいと思います。
キャッチフレーズはまず自分を知らなければ作れません。
友人や家族に自分ってどんな人など聴き客観的な意見をもらいましょう。
面接までに1つは作っておいてください。
最後に何かありますか
逆質問や自分の熱意を伝えましょう。
最後に何かありますか
はい、私は御社が第一希望の会社です。
私はまだまだ未熟ですが御社の船員として積極的に仕事に取組み、将来は御社の誇れる船員になりたいと心から思っています。
よろしくお願いいたします。
御社の若手船員として先輩方に可愛がられる船員になるための素質を教えてください。
皆さん(面接官)が思う若手船員に必要な素質を教えてください。
下記のようなNGな質問や発言を避ければ問題ありません。
- 福利厚生についての質問
- 具体的な給料についての質問
- 実際に船の事故はありますかなどのマイナスな質問
- 自分の面接の出来についての質問
などなどです。これらは絶対に避けましょう。
まとめ
船乗りの就活は面接が1番大事です。
話し方や答える内容に不適でなければ合格です。
面接練習はたくさん行うことをお勧めします。
具体的な面接の場での話し方については下記記事をご覧ください。
同時に第1弾と第2弾の面接質問集もご覧ください。
これから船乗りになろうとしている各商船学校、短期大学、新3級志望のみなさん、
船乗りは非常に面白い世界です。
就職活動、面接頑張ってください。陰ながら応援しています。
もし就活で不安な事、ES見てほしい、そもそも船乗りってどういう仕事なの、など
どんなことでもいいので相談に乗ります。学校や名前など全て匿名で構いません。
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