船乗りの就活面接突破法!

船乗りの就活
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こんにちは現役外航船員です。

現在は某大手三社海運で船乗りエンジニア(一等機関士)として仕事をしています。

面接官として面接にも立ち会った経験もありますので是非参考にして下さい。

船乗りを目指す就活生に最も大切なことは何でしょうか?

船乗りになるための企業での面接ですが、特殊な仕事なので面接では何が大事なのでしょうか。

日本人船員
現役外航船員

船乗りの面接は非常に単純な事を意識してください。

結論から言います。

それはずばり…..

面接の場での話し方!!

厳しいことを言いますが、面接中何を言ってるか、なんてほとんどがどうでもいいんです。

 

船乗りの就活中はこれを常に意識して面接に挑んでください。

大手、中堅など関係なく百発百中間違いありません。

では、どういう話し方をすればいいのかは次の2つのポイントを守ってください。

船乗りの就活面接で重要なポイント

  • 大きな声ではきはきと
  • 短くまとめて結論から話す

この2つだけです。では一つずつ説明していきます。

つまり船乗りの就活は、はきはきと分かりやすく話せる人が勝ちます!!

 

1、大きな声ではきはきと

大きな声ではきはきと話すことの重要性

  1. 船内は風や機器の音で騒音だらけ
  2. コミュニケーション不足が事故になることも

普通の商社やメーカーの面接ではあまり評価されないことかもしれません。

船乗りはこの大きな声ではきはきと会話出来ることは非常に加点されます。

船内の環境は良い環境ではありません。

エンジンルーム内は騒音で耳栓が必須です。甲板上も風の音で人の声はかき消されます。

そんな船内で普通の声量程度でのコミュニケーションは出来ません

一瞬のコミュニケーション不足が事故に繋がることもあります。

 

最近の新入社員の船乗りは皆大きな声ではきはきとコミュニケーションが取れています。

その状況を見ても人事の人達は大きな声ではきはきと面接の場で会話できることを採用のポイントにしていることは間違いありません。

では具体的にどうすればいいのでしょうか

 

面接官に何か尋ねられると最初に必ず「はい!」と大きな声で答えてから話し始めてください。

すると自然と緊張がほぐれ大きな声量で話進めることが出来ます。

集団面接であれば周りの学生への威圧にもなります。

 

短くまとめて結論から話す

短くまとめて結論から話すことの重要性

  1. 船乗りは上司に相談したりできる時間が限られている
  2. 正確にコミュニケーションをとれる能力が求められる

これに関してはどの業種の就活面接でも問われる技術です。

ですが、船乗りに関しては頭一つ抜けて大切な技術です。

それはなぜかと言いますと

船乗りは上司に相談したりコミュニケーションをとれる時間がかなり限られているからです。

 

航海士であれば当直と当直の空き時間にある全体の休憩時間(大体一日30分程度でしょう)

機関士であれば一日にある二回の休憩時間(合計で1時間程度)

 

その限られた時間の中で、今自分がどういう作業をして、次に何をすべきか、

またどういうトラブルが起こり、どういうプロセスで修復していくかなど

適切に上司とコミュニケーションをとらなければなりません。

この能力の判断はいかに面接の場で結論から話せており短くまとめて話せるかを基準とします。

ではよく聞かれる「学生時代頑張ったことは何」という質問に対して

ダメな例と良い例を紹介します。

ダメな例
私は学生時代カッター部に属しており、3年生の時に新入部員の教育係を任されました。
私が教育係をするまでは毎年約10%の新入部員が辞めてしまってましたが、
私はそれではだめだと考え、新入部員と毎練習後に約10分程度話し合いの場を設け、
悩みや練習のきつさなどを親身に聴きました。
結果新入部員が辞めてしまうということをなくすことが出来ました。

 

良い例
カッター部の新入部員教育係としての活動です。
私は新入部員の教育法を改善し、辞める人数を0にすることが出来ました。

これだけ良いんです。まずバシッと結論をいい、軽く説明するだけです。

長くても30秒程度にまとめることがいいです。

 

これだけでは、自分が何をやってるか伝わらないと不安になるかもしれませんが、

必ず面接官は「どういう風な改善をしたの?」など必ず掘り下げてきます。

私が面接官として立ち会った時も短く話すことが出来る学生の方が圧倒的に評価は良かったです。

面接では自分語りになるのではなく面接官と会話をするという意識で臨んでください。

 

まとめ

船乗りの面接で重要なポイントは2つ

  1. 大きな声ではきはきと
  2. 短くまとめて結論から話す

船乗りが必ず見られる面接でのポイントははきはきと分かりやすく話せるかどうかです。

船乗りの経験は船で積んだ経験が1番役に立ちます。

学生時代に何をやっていたかなんてほとんどがどうでもいいです。

もちろん部活や留学で苦労した経験もプラスになるとは思います。

ですが、最も大事なことははきはきと分かりやすく話せることです。

実際に面接で聴かれたことも他の記事で紹介していますのであわせてご覧ください。

これから船乗りになろうとしている各商船学校、短期大学、新3級志望のみなさん、

船乗りは非常に面白い世界です。

就職活動、面接頑張ってください。陰ながら応援しています。

もし就活で不安な事、ES見てほしい、そもそも船乗りってどういう仕事なの、など

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