1年目で年収1000万円も!船乗りの年収大公開!

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船乗りの年収って一体どれぐらい??

こんにちは元うつ病船乗りです。

現在は某大手三社海運で船乗りエンジニア(一等機関士)として仕事をしています。

今回は船員の給与形態を大公開します。

こんな人に読んでほしい!

  1. 船乗りの年収が気になる方
  2. 船乗りを目指す学生の方
  3. 船乗りに興味がある方

現在私の年収ですが一等機関士で年収は960万です。

1年目はなんと年収750万でした!!

 

基本的な船乗りは年間で8カ月乗船で4カ月は陸上休暇です。

まずは大雑把に船乗りの年収について見てみましょう!

なかなかの高年収です。

 

では次に私の1年目の内訳について見てみましょう。

 

一般企業のサラリーマン40歳程度の年収を20代前半で稼げます。

なぜこんなにも稼げるのでしょうか、給与の内訳を公開します。

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乗船中の給料

乗船中に貰える給与は以下で成り立っています。

1年目であれば乗船中は

最低でも1カ月で50万、多ければ70万程です。

  • 基本給
  • 乗組員手当
  • 残業代

この3つが乗船中の基本的な構成です。

この3つに加えて、危険物手当や入渠手当があります。

これは必ず貰えるものではなく、特別な条件の時だけ貰えます。

危険物手当は、危険物船に乗船する船乗りだけ

入渠手当は、ドックという工事にいく船乗りだけ

どこの会社でも同じ程度なので大手だから高いというようなことは特別ありません

また機関士や航海士でも差はありません。

基本給

乗船中はもちろん基本給が貰えます。

会社によってもこれは様々ですが、一般的なサラリーマンと同じ程度ですので

1年目では1カ月で20~25万程度です。

この基本給に関して、各船社の採用HPに掲載されていますのでご確認ください。

この基本給は年功序列になっています。

3等よりも2等、2等よりも1等の方がもちろん高いです。

乗組員手当

乗船中であれば必ず貰える手当です。

内航船や、外航船など関係なく支払われます。

この手当は1日あたりの算出で支払われ

1年目であれば乗船期間中、1日1万程度です。

1カ月で30万弱もらえますね。

こちらも年功序列で位が上がるにつれて額も大きくなります。

会社や乗る船によって様々なので要確認です。

残業代

残業代に関しては一般企業と同じです。

1日8時間を超えて働く場合は残業代が支払われます。

船では必ずしなければならない残業がいくつもあります。

例えば夜のパトロールです。

夜1時間をかけて船に異常がないか見回ります。

これは当番制で3日に1回自分が行います。

またその他、入出港作業や突発的なトラブルの対処、書類作業で残業代を稼ぎます。

これは会社や上司の方針によって様々です。

私の会社では1年目だと1カ月で平均5万程度す。

 

危険物手当

この手当は乗組員手当と違い絶対に貰えるものではありません。

タンカーやガスなど危険物を輸送する船に乗る乗組員だけが貰えます。

危険な船に乗ってくれてありがとうというような手当です。

これも会社にもよりますが1日あたり3千~5千程です。

1年目なら1カ月で10万程度です。

入渠手当

これも乗船であれば必ず貰えるものではありません。

船は必ず3~5年に1回ドック工事を受けなければなりません。

時期が来ると約3週間から4週間どこかの港でドックに立ち会い工事を行います。

その間入渠手当が貰えます。

1日1万弱程度ですので、25日間のドックだとすれば

約30万程度頂きます。

 

長期休暇中の給料

長期休暇中は基本給のみです。

1年目であれば1カ月で20~25万程度です。

何も仕事しなくても貰えると思うと最高ですね。

また休暇中に研修を受ける場合がありますがその際には別途研修費用を頂きます。

 

休暇買い上げ

船乗りにはまた休暇買い上げ制度があります。

簡単に言うと船乗りの休みを会社が買う制度です。

これもしっかりとしたお金になりますので紹介します。

 

乗船休暇の買い上げ

乗船中は基本1週間に1回の休みが定められていますが

船は24時間動いており、仕事量も多いので1週間に1回も休むことは出来ません。

私の経験上、乗船中の休みは1カ月に1回程度です。

本来1カ月に4回休むべきが、1回しか休めないので

休めなかった3日の休暇を会社が買ってくれるのです。

休みあげれなくてごめんねというお金です。

乗船中休めなかった日数が清算され、乗船終了後に支払われます。

6カ月の乗船ともなると乗船終了後には18日程度の休暇を会社が買ってくれます。

1日あたり約1.5万で、18日だと乗船休暇買い上げとして27万が支払われます。

 

年間休日の買い上げ

船乗りの年間陸上休暇は120日と定められています。

しかし、船の動向によっては、120日も休むことが出来ない年度もあります。

実際の陸上休暇日数が例えば100日とすると、既定の120日には20日届きません。

その休めなかった20日を会社が買い取ってくれる制度です。

これは毎年4月に年間の休暇数が清算され支払われます。

1日あたり約1.5万で、20日だと年間休日買い上げとして30万が支払われます。

*もし120日を超えて休んだ場合は次の年の休暇日数から差日が引かれます。

 

ボーナス(夏と冬)

船乗りのボーナスは一般企業と変わりません。

夏と冬に1回ずつ頂けます。

額としては平均的なサラリーマンのボーナスと同じぐらいで

1年目であれば1回あたり40万~50万程度です

海運業界のボーナスは市場の動きによるので年度によってボーナスが少なるときもあります。

まとめ 高すぎる船乗りの年収

船乗りの給与をかなり細かく公開しました。

待遇がいいことが分かってもらえたはずです。

さらに乗船中は生活費がかかりません

光熱費、家賃、食費すべて無料です。

まるまる50~70万のお給料がまるまる貯まると考えてください。

6カ月乗船後には通帳見ると300万程溜っているはずです。

車買うことだって出来ますし、ふらっと海外旅行にも行けます。

すごい夢のある仕事です。

ですがやはり年収が良い分しんどいこともあります。

危険は付き物ですし、家に帰れないストレスもあります。

1度こちらの記事も見てみてください。

 

船乗りは商船学校はもちろん、一般大学からでも誰でもなることの出来る職業です。

働くからにはやっぱりたくさんのお金が欲しいという方

是非船乗りという職業も考えてみてください。

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