企業が勧める自社株制度(従業員持ち株制度)に加入しないでおこう!
・新入社員で自社株制度へ加入を迷っている方
・現在自社株制度に加入している方
弊社では自社株制度があり毎月弊社の株を買える制度です。
株は難しそうだし抵抗あるな、、
自社株制度は給料から天引きで自動で買われます。
会社が運用してくれるのかそれなら楽そうだしやってみる価値あるかも
さらに、通常の売値の10%安く買うことができ大変お得な制度ですよ。
お得にも買える!これならやるしかないな!
会社入社時にはよくある光景ですが
しかし、それを上回るデメリットがあるのです。
自社株制度の大きなデメリット
会社の自社株制度の大きなデメリットは次の3つです。
1 ギャンブル性が高い
2 株を売りたいときに売れない
3 労働と投資の集中投資になる
ギャンブル性が高い
はじめに、投資の基本は分散です!
株式投資は分散投資をすることが最も理想的だと言われています。
投資先を1社だけでなく数社に分散して投資することです。例えば100万円の資金を100社に1万円ずつ分散投資した場合そのうちの1社が経営破綻して大幅に株価下落したとしても損失は1万円の範囲内で済むでしょう。しかし、もし1つだけの会社に100万円を投資した場合その会社の経営が傾けば投資した資金が大幅に減ってしまいます。
自社株制度は1社の株を買い続けるので分散投資はではありません。
1社だけの株を毎月定額ずつ買うとどうなるでしょうか
もちろんその会社の業績が良くなれば株価が上がり資産が増えます。
しかし、業績が落ちれば株価が下がり資産が減ります。
つまり、ハイリスクハイリターンの投資でギャンブル性が高いです。
このようなハイリスクハイリターンの投資は上級者向けです。
株を売りたいときに売れない
好きな時に株を売れないことも大きなリスクです。
個人で買っている株であれば24時間いつでも好きな時に売ることができます。
ですが、自社株制度の場合
規制に縛られたりや手続きに時間がかかり売りたいときに売れません。
また、インサイダー取引防止のため決済期の前後では売れないなど
様々な縛りがあります。
家を買いたいときや、子供の教育資金に使いたいときなど
すぐに株を換金できないことは大きなデメリットです。
労働と投資の集中投資になる
自社株制度に加入すると会社と苦楽を共にしなければなりません。
会社の業績が上がると給料が上がります。
そして株価も上昇するので自社株制度に加入していれば資産も増えます。
逆に会社の業績が下がれば給料が下がります。
株価は減少するので資産も同時に減ります。
最悪の場合、会社が倒産すれば給料は0、資産も0です。
例え大企業であれ20年後、30年後の上場廃止や倒産のリスクはあります
また、会社員の一番の投資は会社への労働です。
会社員は労働という投資を行い給料を得ています。
投資の基本は分散投資です。1つの会社に労働と資産を集中投資することは大きなリスクです。
会社が倒れた時には給料も資産もなくなることになります。
自分の資産は自分で守ろう
1社への集中投資になる自社株制度加入はリスクが高いです。
また会社既定で株を売りたいときに売れないため流動性も低いです。
割安で株を買えるというメリットに惑わさないようにしましょう。
自社株制度に加入するよりも大きなメリットを見込めるNISAやidecoの制度を活用してください。
誰でも簡単に分散投資ができる制度です。
新入社員がこの制度を使用すれば、40代で1000万越えの資産を築くことが可能です。
自分の資産を守れるのは自分だけです。
お金ついてしっかりと知識をつけ、自分にとって本当に価値のあるものを選択すること大切です。
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